元々は国鉄の駅だった建屋を美術館に改装。ロンドンのテートモダン(元は発電所)、マドリッドのソフィア王妃芸術センター(元は病院)など、かつて他の用途に供されていたものを美術館に作り替えるというのが、現代美術館の大きな潮流のようだ。
なるほど、現代アートは大きなスペースを必要とするインスタレーションが欠かせないし、かといって土地のある中心部から離れた郊外に建ててもお客さんが来ない。だから、都市部にある打ち捨てられた巨大建造物が標的にされる訳だ。
ヨーゼフ・ボイス、アンディー・ウォーホール、アンゼルム・キーファー、ロバート・ラウシェンバーグなどを所蔵。広い構内に巨大な作品を贅沢に配置してあり、広さの割には短時間で見て回ることができる。
ところで、この美術館の目玉である「中央ホール」には、訪れた2009年7月現在、巨大なカーテンが掛かっていて入れなかった。次の展覧会の準備でもしているのだろうか。少し残念。
月曜日休館。河に面したオープンカフェを併設。
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